AVCHDと生きる

映像と英語と興味のあること

[Audio bookを初めて買った話]ーー本の販売価格とかを調味料にいれてーー[Beyond Outrage]

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 タイトルがよくわからないことになったが、今回は洋書の話をする。日本ではあまり流行っていない?Audio Bookのにつてである。である調で書いてるつもりが、途中でですます調が混ざっているかもしれないことを先に謝罪する。

音で読むということ

 私のAudio bookと最も似た経験は落語であると思う。寄席などの生の落語に触れたことはないが、CDやMP3の音源を通じてかなりの落語を聞いた。昔はniftyが寄席をやっていてその録音がインターネットで配信されていてよく聞いていた記憶がある。これが日本語だとかなり近い経験である。

 英語学習についてはかなりこの音で読むこと、言い換えれば音に頼って学習してきた。DUO3.0やALL IN ONEのような音声がついた教材を中心に英語を学習してきた。疲れていても聞いていればある程度頭に入るので、強制的な学習みたいな面がある。すなわち私と英語の関係に音声は切っても切れない所がある。

 英語学習に関して言えば、私のWPMは200前後である。何回か英語学習ツールで測った平均である。瞬間的には300や400まで伸びることもあるが、平均すれば200くらいである。つまり私の能力はこうした洋書を読むには若干不足していると考えられる。英文を追うときにどうもリズムに乗れないくて途中で止まってしまうことがある。これは語彙力だったり英文慣れだったり様々な問題があるだろうが、とりあえず自分の実力はこれくらいである。そして音声のCDは文章理解をだいぶ助けてくれる。リズムに乗り切れないときに強制的にリズムを維持させてくれるので一定のペースで読書し続けられる。日本語なら音声よりも早く読めるので逆に邪魔になるが、英語なら話は違う。

このあたりが今回Audio bookを試してみたきっかけである。

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本のチョイスに関して

今回買ったのはBeyond Outrageである。著者はカリフォリニア大バークレー校公共政策大学院のロバートBライシュ氏である。ここ最近ひたすらベーシックインカムに関して取り扱っていたのでその続き的な意味で、格差について取り扱われている本を選んだ。

リベラルの話でも日本のリベラルとアメリカのリベラルならだいぶ違うだろうとい興味があった。英語しかできないので、原作者が英語のものを選んだ仏語が同じくらいできたらピケティを読んでも面白いのかもしれない。

 日本の格差は色々議論がありすぎて、まともに判断ができないのが個人的な感想である。生活保護なども色々議論がありすぎてはっきり言って簡単に何か言える話題ではない。あくまでもこれはこういう本を読むという紹介である。

Beyond Outrage: Expanded Edition: What has gone wrong with our economy and our democracy, and how to fix it (Vintage)

Beyond Outrage: Expanded Edition: What has gone wrong with our economy and our democracy, and how to fix it (Vintage)

 

 

 

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

ロバート・ライシュ 格差と民主主義

 

 

かなり関係のない話であるが、邦訳本はなぜこうなるのか疑問である。個人的な印象としては邦訳の題の付け方があまり上手くない気がするし、デザインもオリジナルの方が良い気がする。この直訳じゃない訳を使う技術は知りたいところである。英語が中途半端に読めると直訳至上主義みたいな所になっている面もあり、学びを深めなければならないと感じる。二人の自分が頭の中にいて英語を使う自分と日本語を使う自分が上手くコミュニケーションを取ってくれないのだ。昔は日本語中心の自分が英語を中途半端に使っていたが、いまは二人の自分がいるように感じる。

 Audio bookの感想

 これはAudio bookの感想である。なので本の感想ではない。私にこの本の感想を書く権利があるかわからないが、読み終わったら記録的になにか残そうとは思う。

  Audio bookは思っていたとおり素晴らしかった。MP3ディスクなので取り込みの手間がないのも素晴らしい点である。

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ディスクを挿入するだけで写真のようにデータをコピーできるのは手間がかからなくてよい。

1章から3章までをあくまでも聞いた感想であるが、音声で情報が入ってくる感覚は良い。考えながら読む余裕はないが何も考える暇なく情報が入ってくる感覚は心地が良い。

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 Audio bookの背面にある通り、3時間26分で本を聴くことができる。これは素晴らしい。読むよりも正確に理解できないかもしれないが、そこは繰り返しの容易さがこちらのほうが優れている。

洋書の値段設定に関して

Audio Bookの価格は9.99ドルである。アマゾンでの販売価格は1000円ほどである。そしてAmazon.comでの販売価格も9.99ドルである。

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 本は定価12米ドルである。アメリカだと本の値引き販売ができるようで、8ドル程度で米アマゾンでは販売さている。日本のアマゾンでは1500円ほどで販売されている。実際アメリカから輸入することもできるのだが、船便とかを使ったり上手く買い物をしなければ国内のアマゾンで購入したほうが楽である。

 しかし逆に言えばCDが安すぎて不思議である。税金の違いなのだろうか。CDが可能なら原著もアマゾン価格で売ってくれたらもっと買うと思う。Audio Bookだけは同価格で購入できるので満足はしている。

 

まとめ

音中心で知識を入れるのは悪くはない。中庸さも身につけたいところ。

読んだら感想を書きます。